新井薬師にギャラリー

朝 野菜の焼きそば

夜 高円寺「ボッカルーポ」

北桂樹さんのインタビュー動画の編集。前回の「拡張する写真」もすごかったが、今回の「なぜ写真は物質化に向かうのか」も超絶に面白い。これを考えているかいないかで、今後のものの見方が全く違ってくる。

中野の新井薬師駅から徒歩3分ぐらい、哲学道通り沿いに『スタジオ35分』という面白い名前の写真ギャラリーがあるのことを知った。現在の展示が「主観主義写真・原本廉三」。主観主義写真は1950年代に起きた芸術運動で、ほとんど紹介されることはない。そこに惹かれて行ってみた。ギャラリーは昔写真屋さんだったようで、出入り口の屋根に「35分」と書かれた看板が残っていた。これがギャラリー名の由来なんだろう。隣はバーで、ギャラリーと繋がっている。オーナーは写真家で町口さんのレーベルから写真集も出している。主観写真についていろいろ教えてもらえた。ギャラリーはもう7年も続いていて、レンタルではなく企画中心なんだそうだ。次回は風間健介の展示だそうだ。僕は風間さんは生前に井の頭公園でプリントを売って生活していた時に、会いに行ってプリントを何枚か購入したことがある。新井薬師から高円寺まで歩いてレストランへ。こんな時期だけど、ひさしぶりに娘もやってきて、1日早い妻の誕生日を祝う。家族で祝い事があると、たいがいここに来て美味しいご飯を食べるのだ。

<2011年 2月4日の日記から>

2月になったら何かが変わる、それもいいほうに変わるとWEBの占いに書いてあった。おみくじは引かない主義だが、占星術とかは、なんだか「ありそうな気がする」。星の巡り合わせとか普通に言うしね。自分でもわりとサイクルとかは気にする。10年間つけているこの日記を振り返ってみても、いいことと悪いことが波のようにやってきているのがわかる。フリーで仕事をしているとそれを感じざるを得ない。知り合いが「誕生日が0ポイントだからバイオリズムは最悪で、その反対に位置するのが半年後という話があるよ」と教えてくれた。となると3月末生まれの自分にとって、いいのは9月末ということになる。そうだな、9月前後は調子がいいぞ。単純に暑いのが好きというだけじゃないんだ。そういえば毎年毎年、妻には「2月3月はそっとしておいてくれ」と言っていた。おお、これも合ってる。単純だね。web占いにあったいいことが、ひとつやってきた。昨年掲載されたギリシャの写真雑誌から、そのとき掲載した各作家の写真を使ってギリシャで巡回展をしたいので許可が欲しいと連絡があった。展示後作品は最終的にアテネの美術館にコレクションされるとあった。長文でギリシャの経済状態が書かれていて、なんのことかと思ったら、作品を買い上げる予算がないので買い上げじゃなくて寄付してくださいって締めてあった。これで自分の作品はアメリカ、フランス、ギリシャの美術館が収蔵してくれることになったわけだ。不思議な思いだ。