907Xで大物がつれた

朝 ニンジンスティック、野菜のあんかけ玄米パスタ

おやつ 和菓子

夜 玄米のドライカレー、野菜塩ラーメン

ハッセルブラッド907Xの話を書いたら一本のメールがあった。「ハッセルブラッドのデジタル触らせてもらえませんか」。誰かと思えば藤田一咲さんだった。返信には「いいですよ、でも 2B Channnel出てね」。実は以前、藤田さんに「出てよ」と頼んだら「恥ずかしくて無理です」と断られていた。それが向こうのほうからやってきた。思わぬ大物がつれてしまった。

藤田一咲さんと言えば「エイ出版」で数多くというか、本人も覚えてないくらいの書籍を出していて、その常人ならざる仕事ぶりに驚いていた。写真を撮るだけじゃなくて、文章も書いて、さらにデザインまでしてしまう一人出版社のような人だ。僕は前々から、藤田さんは「写真記憶」ができる人なんじゃないかと思っていた。文字を画像として記憶できるような感じといえばいいのかな。世の中には、なんでも写真的に記憶できてしまう能力をもつ人が、ごく稀にいるけど、藤田さんがそうなんじゃないかと。今回そのことを聞いてみたらやはりそうだった。彼曰く、数百、数千の写真を記憶できるから、撮っている間に本のレイアウトが出来上がってしまうそうだ。

さて藤田さんと一緒に外に出てハッセル 2機種を使ってもらう。その様子の動画をα7Ⅳで撮った。藤田さんと907Xは相性がいいみたいで「いい、これいい」とずっと言っていた。あれは買うね(笑)。半日あれこれ話をしているうちに 、2B Channnelに「一咲コーナー」を作りたいと乗ってきた。しめしめ(笑)。

<2003年1月27日の日記から>

氷雨。こんな日に撮影の仕事じゃなくて本当によかった。午前中は請求書書きや、撮影ポジの切り出し。雑用が暗室で出来るようになったのは素晴らしい!
午後、「ライカ通信」のIさんが暗室に来る。来号の特集が「ズマロン」なのでズマロン35ミリf3.5で撮った写真を借りにきたのだ。特集の扉用に1点と作品掲載用に3点を貸し出す。いずれも3年ほど前撮った「東京」のもの。レンズについてのインタビューを受けるが、結局「ズマロン」のことを僕が書くことになる。お決まりの「今何を撮っているんですか」という質問に、待ってましたとばかり、「東京」シリーズのポジを見せる。写真好きの編集者だけに面白がって見てくれる。Iさんと別れた後、雑誌の「イタリア特集」打ち合わせのために恵比寿へ。恵比寿からの帰り、新宿のヨドバシカメラに寄る。新型12インチパワーブックが展示さてれていた。第一印象「カッコワル」。抱いていたスマートなイメージとは違う。15インチのチタン外装のほうがいい。一番気になるのはキーボードが銀色なこと。なんか安っぽい。15インチパワーブックが横に並んでいるとよけいそう感じる。やっぱり「DELL」かなあ。FP400ポラを5箱買って帰る。