銭湯からの寿司

朝 ホットサンド、野菜スープ

おやつ ストーブで焼いた芋

夜 お寿司

僕も妻も両親がいなくなったから実家に帰るということもなく、正月といっても何も用事がない。テレビ見ながらコタツでゴロゴロというのもすぐにあきるし、結局昼間から動画編集を始めてしまった。まあ、テレビを横目にコタツで編集するのは意外と悪くない。

年末に「写真学生」が高円寺「ALTT MADE」のファッション写真を撮るというので同行させてもらった。今や「写真学生」は2BChannnelの目玉企画になってしまっている。彼がどんなファッションフォトを撮るのか。3日13時にアップします。

動画編集の最後の調整をしていると、なぜか音声がずれている。それも極端にずれている。何をやっても修正はできず結局やりなおし。2時間くらいをロス。原因をちゃんと知らないといけないのだが、すべてなんとなくでやっているので、何が問題なのかが理解できない。今年は講習会とかに行かないといかんかな。

普段は午後4時過ぎたら神社に入らないと言ってる妻が、正月は例外だと言って近所の稲荷神社へ。ようやく本殿にお参り。その後、座りっぱなしで固まった身体をほぐしに高円寺の「小杉湯」に行ったら、かなり混んでいた。気になっていた体重を測ると60.2キロ。年末の30日は59.9キロだったが、60キロを超えてしまった。もう太れないと思っていたけどそんなことなかったわ。風呂上がりに、駅前の「立ち食い寿司」の店で座って食べる。帰り道にコンビニでチョコアイスとポテトチップスを買ってしまう。普段なら考えられないことだけど、お正月だから許す。

<2010年1月3日の日記から>

阿佐谷「うさぎや」のお餅は溶ける

元旦は妻の実家へ、2日目は家から一歩も動かず。明日からアメリカ行き。朝出発してニューヨークにその日の朝に到着。すぐに撮影で、翌日シカゴに移動。それでまたすぐに撮影。当初2泊4日のプランを提示されてが泣きついて1日延長してもらった。1日だけシカゴで予備日ができた。シカゴに行くのは初めて。と言うよりアメリカはニューヨークとハワイしか行ったことがない。かなり寒いらしいが雪のシカゴは魅力的だ。今回フィルムカメラは断念。テロの影響でセキュリティが厳しいことを考えてのことだ。この一連の仕事は珍しくフィルムでの撮影を要求されるものだったので悩んだのだが、安全策を取ることにし了承してもらった。メインはキャノンなのだが、GXRも持って行くことにした。自分の時間はGXRを使うつもりだ。GRDに33ミリマクロをつけていく。この組み合わせはお世辞にも撮りやすいとは言えない。オートフォーカスはユルユルとしか合わない。だから目の前に起こった現象を即座に写しとめるということは苦手。でも僕はGXRを通してシカゴを見てくるつこりだ。
ローライを使っていても同じことが言える。速写性なんて考えたこともない。僕は常にローライで見えるものしか見ないし、フィルムで写るものしか撮らない。そこに起きている事象を写真で伝える気はないし、極論すれば僕の撮っている写真に何の意味合いも持たせたりしない。その場所を取材はしない。下調べもしないし、同じところは撮らない。今いる場所だけを撮る。東京にいれば東京を撮るし、米沢に帰れば米沢を撮る。海外に出るチャンスがあればその場所を撮る。すべてにおいて重要なのはそこで自分が何を感じたのかだけ。GXRは何でも撮れない。手ブレも起きるしオートフォーカスも遅い。だからそれで撮れるものは自然と絞られてくる。GXRを選択した時点で僕の仕事の大部分は決まる。アートディレクターがカメラマンを決めた時点で大半の仕事が決まると言っていたが、写真家がカメラを選択するのはそれに似ている。写真はカメラが撮るのだから。こんなにデジタルが進化してきても多くの写真家がフィルムを使っている。どう考えても使いづらいマキナ67がいいという写真家はたくさんいる。彼らはマキナで見える世界がすべてで、フィルムで写るものだけを見ているのだ。