京都グラフィイは10月17日(日)まで

朝「三福」の朝ごはん

昼 タイ料理店でパッタイ

夜 京都駅で買った鯖寿司

京都グラフィを見るにはどうしても3日かかる。でもせっかく京都に来ているから観光もしたい。なので朝6時に清水寺に向かう。ここは早朝から開門していると宿の人が教えてくれた。観光客がほとんどいないので清々しい。

3日目の目玉は二条城での展示だった。「生花と竹のオブジェがいい」と聞いていて「えー、写真じゃないのか」と思っていたのだが、素晴らしかった。これだけ見に行ってもいいと思う。竹でオブジェを作ったアーティストのインタビュー動画が流れていて「制作で使った竹は90%再利用する。アートだからといって環境を壊すような行為はしたくない」と言っていて、銀塩写真をやる身としてはうなだれてしまった。

二条城の展示がいちばんかと思っていたら、KG+枠「石橋英之 Latent」の登り窯跡地での展示がすごすぎて、、、日帰りならこのふたつを見るのがおすすめだ。

自宅に帰り着いて、猫番してくれていた娘がもう一晩泊まるというので、お土産の鯖寿司を家族で食べてほっと一息していたら、家が突然揺れて携帯がキュンキュン鳴り始めた。テレビをつけたら、電車も止まっているようで、タイミングよく帰ってこられて本当によかった。

 

<2003年10月8日の日記から>

白菜とナスの漬物でご飯。日本に生まれてよかった。

インテルの広告撮影3回目。冒険家の石川直樹氏がモデル。

七大陸最高峰登頂やPole to Poleで有名だが、世界中を冒険しているわりには本人は華奢な体つきで驚いた。背も高くないし、筋肉バリバリという感じもしない。どこにあんなパワーが隠れているのだろうか。登山家野口健を撮影した時は「ああ、なるほどこういう人が山を登るのね」と思ったが石川氏は拍子抜けするほど「普通」だ。

午後3時からの撮影なのにアウトドアな感じをださなくてはならない。もう近頃3時には陽は傾いている。スタジオが駒沢公園に隣接しているので、まずメインカットとなる絵を公園内で。場所を変えて4カット続けざまに撮る。すぐにスタジオに帰りHMIライトを使って残り3カット。お日さまとの戦いでもある。

1時間半で10カット全て撮りきる。5時にはもう日が暮れていた。ああ、もう10月だものなあ。

暗室に戻り確認用に撮ってあったデジカメから2枚プリント。デジカメで撮ったものにいい表情のものがあったのだ。ポラは本番に使えないが、デジカメなら大丈夫だ。後は明日のポジの仕上がりを見ていい方を選べばいい。こういうのはデジカメの恩恵だな。