お土産に映画フィルムの切れ端をもらう

朝 大豆シリアルヨーグルト

昼 チキンとマトンのインドカレー

夜 キンピラレンコン、切り昆布とキュウリの梅肉和え、大根おろしとモロヘイヤの冷やうどん

 

午前中に映像会社の内部を見せてもらう。秘密なことが多くてここには書けないが「社会科見学」みたいで面白かった。映像制作は大人数だから、設備も大掛かりだ。2000年になる前からすでにデジタル化が始まっていたと聞いて驚いた。写真にデジタル化の波が来たのは2003年で、本格的に使われるようになるのは2005年。2000年より前は映像をデジタルでやろうとすると、市販のPCでは動かないから、数千万円を投じてワークステーションを組み上げていたそうだ。

たしか、2000年以前は1メガのメモリが1万円という時代があった。64メガ積むと64万円。Macで言うとクワドロ以前の話だ。2003年、デジタルカメラの記録媒体は、512メガのCFカードで5万6千円だった、メガですよ、メガ。ギガじゃない。

その後、原宿のハッセルブラッドのサービスセンターへ。用事が済むと、「これ触っていいですか」とデモ機を見せてもらう。

今使っているX1D2の次の交換レンズとして80mmF1.9を考えていたけれど、大きさと重量と60万円という価格はまったく持って現実的ではない。カメラに付けるとレンズがガラスの塊であることを実感する。そこで90mmF3.2を見せてもらうと軽くて取り回しがいい。80mmF1.9は、買っても持って歩くことはないだろう。でも性能は様々な写真家が「今まで使ったレンズで最も素晴らしい性能」と言っている。Youtubeでそういう動画を見るたびに心が揺れる。ちなみに日本でハッセルブラッドにXCD80mmF1.9をちゃんと紹介している動画はない。すべて海外。907も触ってみたけど、やっぱり僕はX1D2の方が好み。ボディももう一台欲しい。フジのセンサーと同じソニー製だから、1億画素出てもいいはず。そのかわり、すごい値段になることだけは間違いないけど。

 

<2007年9月29日の日記から>

機内食代わりに今回も海苔弁持参

 

北京からヤンチョン空港へ。そこから黄河を渡り、車で2時間ちょっとの移動。。

内モンゴルはモンゴルとはいえ中国領。中国語の鮮やかな看板が目立つ。モンゴル国はリトルロシアだった。

とはいえ内モンゴル式の歓待を受けたがそこで出される料理はやっぱり羊。ただし馬乳酒の代わりがアルコール度数40度の「白酒(パイチュウ)」

それを挨拶の度にいっきに飲み干すのが礼儀。「あなたと出会えたことに」乾杯、「あなたの幸せのために」乾杯、「あなたが今日いい夢を見れるように」乾杯。といった調子で何度も乾杯を交わす。まともに飲んでいたら日本に帰れなくなる。こちらではいつもそうだと聞かされる。

内モンゴルでは中国の好景気で遊牧生活をやめて定住する人が増えているそうだ。砂漠化で草がなくなってしまった影響もあるのだろう。あちこちに建設中のビル群があった。