玄関は辛子色

昼 粗食、トマトキムチ、サラダ

夜 石焼ビビンバ

 

友人に来てもらってリビングと玄関の壁の一面を塗る。

2ヶ月前にリビングの一面をくすんだモスグリーンに塗ったら部屋の感じがガラッと変わった。飾ってある写真も映えて、来客にも評判がいい。

なので再度壁塗り。ペンキを塗る前の養生が大切で、そこは友人にまかせて僕はローラーでペンキ塗り。彼は普通の会社員なのに、職人のような技をもつのだ。ありがたい。

玄関の壁の一面は辛子色になった。風水とか気にして選んだわけではなく、ネット上で妻が見た目で決めた。塗ってみたら意外とよくて、モノクロ写真が引き立つ。なんだか小さなギャラリーみたいだ。

なので、そこには山下恒夫のモノクロプリントを飾ることにした。

 

夜は美術史プレ講座の配信。前回のプレ講座から資料を入れ替えたのだが、誤字が多くて焦る。

予定の60分を20分ほどオーバーして資料説明。そのあと20分ほど質問タイム。即答していくので頭がヒリヒリする。

28日土曜日20時からもう一度やりますので是非。

「なぜ美術史?」と聞かれることが多いが、こればかりは「知っておくと楽しいよ」としか言いようがない。

美術館に行くのも、小説読むのも、映画見るのも、それまでとまったく違う経験ができる。なので是非家族で一緒に受けてもらいたい。会話が違ったものになる。

「美術は先入観なしに見るべき」とも言われるけど、それは半分で、残り半分は「歴史から見る」という楽しみもある。

歴史を知ったから感動が薄れることもないと思うのだ。

 


<2004年8月22日の日記から>

 

「みのや」の桜肉で暑気払い

 

今朝、外に出たら寒さに身震いした。夏が終わったようで寂しい。

ワークショップは7期目がはじまった。始めてちょうど1年になる。今期で出色なのは北海道からの参加者がいたことだ。もう1人名古屋からの参加者もいたが、北海道にはかなわないわな。毎週飛行機で通うそうだ。

日曜の暗室開放日では、モンゴル帰りのUさんがやってきた。コシナのウルトラワイドヘリアー15ミリを使った写真を見せてもらう。

その写真で始めて15ミリレンズの威力を感じた。雑誌の作例で載っている15ミリを使った写真というのは、どれも無理して撮っているものばかりで、これは使えないレンズだと勝手に思い込んでいた。

ところがモンゴルでは当たり前のように写っている。ドスンと光量落ちした青い空は、もはや宇宙を感じさせる。俄然モンゴルに興味がわいてきた。

「渡部さとると行くモンゴルツアー」ってどう?