フリーランスと仕事 その1

朝 米粉オートミールヨーグルトにきな粉

昼 チーズポテトパン

夜 牡蛎フライ、鮭の香草焼き、アチャール、マグロ丼、豆入りトマトスープ

 

昨夜は久しぶりにお腹いっぱい。娘が来たのでワインも飲んだ。牡蛎と鮭とマグロは現地取り寄せ。最近よく頼むようになった。

 

以前「ずっと仕事をしている気がしない。幸せなことだ」とこの日記に書いたら「仕事とは苦しくて辛いものだけど、それを乗り越えることで成長できる」という趣旨のコメントもらって、考えてしまった。

娘が就職して働き始めたら、望んだ職種だったけれど仕事内容が辛すぎて3年目には、はたからみておかしくなっていた。

僕も妻も会社勤めが3年しかできなくて、以来、お互いフリーランスで生きてきたから、会社の仕組みはよく知らないけど、3年目は大変なことだけは経験として知っている。

普通なら「仕事は苦しくて辛いものだから、そこは辛抱して経験を積みなさい」というべきかもしれないが、僕らは夫婦で「辛いならやめちゃえ」と無責任に言うものだから、娘に「社会はそんな甘い物じゃないの!」と怒られた。

でもそんな状態で仕事が続くわけでもなく、結局3年で退職。今は他の会社に勤めていて、今度は楽しそうだ。

辞めるきっかけになったのは、それまでたまっていた有給を無理矢理全て消化するため、僕や数人の友人と一緒に、2週間ほどボルドーやアルルのフォトフェスティバルに行ったことだそうだ。

そこで彼女が今まで接してこなかった、アーティストと呼ばれる人たちに囲まれて目覚めてしまったようだ。

それまでは辞めることに躊躇があったけど、アルルに行っていろいろな人に会ったら「もう辞めてもいいな」って思ったらしい。自分のいる場所が外から見えたのかもしれない。アルル以降はふっきれた感じだった。

 

仕事は辛いというのは漢字の成り立ちからも分かる気がする。「事」に「仕える」と書くわけだから。フリーランスとかアーティストは「事」を作らないとお金にならない。

そうやって作った「仕事」だから大変は大変だけど、辛いと思ったことは一度もない。今年3月に一日15時間以上の撮影をしたときも、体はシンドかったけど、辛いとはまったく思わなかった。

 

確かに、苦しいことや辛いことを経験して得られるものはあると思う。でもフリーランスは、金銭的な不安定さはあるものの、仕事を自分でコントロールできるから、働くことに関して僕自身はストレスを感じることがまったくないのだ。

このストレスって、仕事の内容とかではなくて、そこで生じる人間関係に影響されているような気がする。そう考えると、フリーになってからずっと、仕事を振ってくれるのは、僕の写真を気に入ってくれる人だけだ。だからそういうことで悩むことはなかったんだと、今さらながら気が付いた。

 

そして生きる上での大前提として、毎日楽しく生きていけるほうがいいかなと思うのだ。

コメントくれた人、ありがとう。仕事についてもう一度考えることができた。これから学生とも考えていきた。