朝はベーグルとサラダ。夜は冷やしおろしうどん

昨年の9月にYoutube配信を始めてから、すっかりこの日記はおろそかになってしまった。

皆様お元気でしょうか。

自粛自粛で、「密」になるなと言われ続け、これまで「いかに密にするか」で生きてきたというのに・・・3月以来ワークショップは中止のまま。7期が始まる直前で自粛騒ぎになってしまった。

 

撮影仕事もないから、どうしたもんかと考えて、思いつきでこれまで対面形式でやっていた「美術史講座」をZOOMを使ったオンライン講座にしてみた。これが評判がすごくよくて、この半年はそれにかかりきりになっていので、けっこう忙しかった。

 

毎日判で押したように、朝ご飯を食べると事務所部屋にこもってオンライン美術史講座の資料を作り続けていた。

今までも美術史講座は対面形式でやっていたけれど、オンラインとなるとまったく勝手が違う。それまで図録や画像を直接見せていたものも、資料に取り込まなくてはならない。1本資料を作るのにかなり時間がかかる。

(第2回目は9月13日(日曜)スタート。ただいま募集中)

http://satorw.hatenadiary.com/entry/2020/08/29/165608

 

それが終わると「2B Channel」の収録。これも1本作るのに最低2日はかかる。1年間で120本もアップしたけど、未だに下手くそでコメントでよく叱られる。

 

こんな経験、カメラマン時代にもなかったから新鮮と言えば新鮮。ちょっと哲学的な考察になると「そんなに単純なものではない」と怒られる。

でも反応がダイレクトで面白い。この日記は「日記だから」ということでコメントはつけられないようにしている。あくまで日記なので。でも「2B Channel」はもうちょっと外に接続している感じ。

 

1年前に写真系のYouTubeが少ないというか、なかったので始めたけれど、まだそんなに増えていない。カメラレビューや撮影ノウハウはあるんだけど、写真表現でいうと、トモ・コスガさんや鈴木心さん、若手では「ハマチャンネル」くらいかな。ベテランだと野村誠一さんもやっている。僕の同世代はいないかな。

 

1年経って登録者数は約6000人。これが多いのか少ないのかはわからないけど、1年間120本あげてどのくらいの収益があるかというと1本あたり、バイトで稼げる1時間の時給くらい。YouTubeで儲けるのは難しいね。

 

まあ「2B Channel」は収益化が目的ではなく、チャンネルを持つことで得られるメリット、例えば、いろいろな人に「こういうチャンネルを持っているので、ぜひインタビューさせてください」とか言えるのが大きい。意外と仕事にも結びついている。

 

もっと多くの写真系YouTubeができると活性化していいのに、といつも思っているんだけど、中々増えない。

 

直接は儲からないけど「風が吹けば桶屋が儲かる」感じでリターンはあるので、やってみようかなと思っている人は相談にのります。

 

今日はご近所の超有名造形作家のアトリエを覗かせてもらった。あれも、これも知っているものばかり。人のアトリエはその人の頭の中が現れているので面白い。

今は、近々大きなプロジェクトの納期が迫っていて多忙のようなので、時間ができたらインタビューさせてもらおうと密かに思っている。

 

そういえば「100回飲むより1回のインタビューのほうがその人を知ることができる」ってある有名雑誌の編集長が言っていた。

さてこれからご飯を食べて、それからオンライン「美術史講座 写真編」の最後の配信。