『じゃない写真』

雨が続くね。気温的にはちょうどいいけど、盛り上がらない。

 

今日は秋出版予定の本の赤字戻し。原稿を送って、編集者にレイアウトしてもらったものに修正を入れたものを再び編集者に返す。

2日間かけて妻に原稿を読み上げてもらって、ミスをチェックする。読み合わせという作業だ。

どんなにPCでチェックしていても、声に出して読むとアラが出てくるから不思議だ。

これでもう僕の役目はほぼ終わり。あとは必要な写真を揃えるくらい。

 

タイトルは「じゃない写真」。近頃よく耳にする「こんなの写真じゃんし」からきている。じゃあ写真ってなんだろうという話。

『旅するカメラ』と同じでコラム形式になっている。現代写真についてのことが中心だが、誰でも読めるようにしてある。

多くの写真関係書を読んでみたが、最後まで読み通せる本がほとんどない。40年写真をやっていても理解できない。

前提が理解できていることで書かれているからだ。ならば、その前提を書こうと思ったのだ。

 

読み合わせで一冊まるまる聞いたわけだが、面白いと思う。この感じは『旅するカメラ』の1冊目を出した時と同じ。

10月には出したいのだが、まだ発売日は未定。出版社としてはこれからが大変な作業になる。

本が出るのが待ち遠しい。