ギャラリー冬青のブログから

冬青と一緒に仕事をするようになって15年。その間、たくさんのことを経験できた。これは奇跡なんじゃないかといつも思う。僕が色々なことができるのは、ギャラリーという場所があってこそ。Hもそんな場所はにしたい。

 

 

私と渡部さとる氏との付き合いは随分と長い。

2005年6月にギャラリー冬青をオープンして間もなくであった。

 

弊社にアルバイトで勤務をして戴いていた岩崎真樹さんのアドバイスに寄るものであった。

アドバイスと言うより推選と言った方が近いかも知れない。

渡部さとるさんの写真展をすることを!!。

写真作品集は4冊、写真展は10回を数える。

ギャラリー冬青では最多、回数をお願いしてある。

1月に行われた渡部さとる写真展には450人を超える来館者の方々に作品を観て戴いた。

 

さて、渡部さとるワークショップ「H」についてあるが、私も多くの方々を紹介させて戴いている。

その理由は幾つもあげられるが、主に7つだと勝手に思っている。

 

1.写真を撮ることの意味が良く理解できる。

2.写真を撮ることが面白くなる。

3.フイルムカメラから極端なことを言えばiphoneまでハード、ソフトともに学べる。

4.物撮りから街に出てカメラの使い方、レンズの使い方、光の感じ方などなど実践に即して学べる。

5.写した作品をセレクトをする喜びを学べる。

6.アートシーンと写真(史)の関係性が学べる。

7.卒業生も含めて、卒業展示が行われ、発表する喜びが体感出来る。

 

写真表現には3つの喜びがあると言われている。

a.撮る喜び。

b.編集(セレクト)をする喜び。

c.発表する喜び。

これらのことを体感しながら学べるワークショップは数少ない。

 

※更には先輩(2B・H卒業生)とソフト、ハードの情報交換が自由に出来る。

渡部さとる氏は自らがコレクターだと高橋は理解している、将来性のある、或は努力している、若き作家の作品や気にいった作品と出会えば、無理をしてでもコレクションをされている。

作家の苦しみ、喜びを自身の美意識と共に分かち合っていられる。

素晴らしい写真表現者としての姿勢、たがらこそ表現する喜びを知り尽くされているのだと高橋は感謝をしながら、思っている。

 

渡部さとる氏程、若き写真家の作品から古典作品まで幅広く研鑽している作家は珍しい。

とにかく受け入れることの早さは高橋の10倍は超えている。

様々なアート作品を受け入れ、学ばれたことを、惜しみなく吐き出し、伝えてくれる。

 

2月16日から4期目のワークショップを募集されています。

詳しくは「渡部さとる」ホームページか「foym.yun/@askh」をご覧下さい。