慶應大学ビジネススクールの講演のため京都へ来た。
参加者はホテルに缶詰になって連日講義を受けるのだそうだ。受講しているのは学生じゃなくて社会人、受講料も目が飛び出すくらいかかる。
僕の役目は最終日、修了式が終わる前のクールダウン的な感じ。演目は「なぜアート作品は高額で取り引きされるのか 複製可能な写真に4億円の値段がつく時代」
実は4年前にも慶應大学から講演の依頼があって、その時もアートとお金の話をしたら好評だったようで、2階目となった。
講演で「4億円の値段がついた写真はこれです」とグルスキーの「ライン川2」のスライドを見せると会場から驚きと失笑がおきる。つかみはOK。ありがとうグルスキー。
その後は史上もっとも高額で落札された絵画などを引き合いにだしつつ、アート市場のことを説明し、高額になった訳を歴史を紐解きながら僕なりに推察していく。
実はHでやっているネタだ。だからある程度練れていて講演に呼ばれるとよくやる演目だ。お金の話は受けがいい(笑)
訳のわからないと思っている現代アートも経済という切り口を使って説明していくと興味を持ってもらえることが多い。
調子にのって1時間半の予定をオーバーしていてちょっと焦った。
経済学部の教授から「これはいいネタです。どんどん売っていきましょうよ」と褒められた(笑)
昨年受けた東大講座でのプレゼンのやりかたも役にたった。終始スタンディングでオープンパーム。
仕事の役割が変わったのかなと思った講演になった。