朝、稲庭うどんとゆで卵

H1期は無事終了。来週から2期が始まる。1回目お試しだけでもどうぞ。写真の考えかたが変わりますよ。

 

1期最終回の宿題は動画。カメラに動画機能がついてひさしいのに、ほとんどの人がちゃんと使ったことがない。

 

動画と静止画の違いはな、動画には始点と終点があるけれど写真にはない。これが一番の違いだと思う。

 

 

 

『旅するカメラ』(エイ出版社社)はシリーズとして、これまで4冊出している。4が出たのは2011年だからずいぶんと前になる。

 

昨年ついに1から4まで、すべて売りきってしまって出版社からも在庫がなくなってしまった。出版社から文庫本のカテゴリーがなくなってしまったので、増刷はない。

 

売り切れたのはありがたいけど売るものがなくなるのは困る。

 

昨年もう一度本を出したくて続編を20本ほど書いてみたのだが、自分で読んでも面白くない。40代までのカメラや写真への無邪気さがすでに自分の中になかったのだ。

 

『旅するカメラ』は「私」が経験したということにもとづいているから、単純に経験の質が面白さに直結する。心が動けば動くほど書くもののも面白くなる。

 

残念ながらそれが少なくなってきた。もうカメラ屋さんに入って興奮できなくなったのだ。

 

もちろん今でも心が動くことはあるけれど『旅するカメラ』の世界ではなくなった。あれは40代だから書けたのだというのがわかった。もう本を出すのは難しいかと思えてきた。

 

ところがある編集者から「渡部さんの写真の話は面白いからずっと本を書いてもらいたいと思っているんですが」と言われた。

 

それ、早く言ってよー

 

年内出版をめどに今月から作業が始まった。渡部がここ10年で経験した写真の話に基づく。「旅するカメラ』と基本は同じ。

 

こんなことがあった、こんなことをあそこではやっていた、それはこんなことが元になってkるようだ。

 

あくまで主観。全体を見渡して書かずに局地局地のつながりを見つけていく写真の話。今は編集者が疑問に思う思っていることに僕が答えていくのだが、やっていて面白い。編集者も面白いと感じているようだ。

 

いったいどんな本になるかはまだわからない。今回は編集者の力に頼るところが大きい。

 

そうだ、タイトルをなんにしようか。

 

今年の後半戦もいろいろあるな。