知り合いのカメラマンが面白そうなガジェットをあげていた。
midiコントローラでライトルームの操作をするというのだ。
midiとは音楽を編集するときに使うツマミやスライダーのついたパネルのこと。昔は「卓」と読んでいたよな。録音スタジオにいくと必ずあった。
近頃デジタルカメラの調整はライトルームを多く使うようになってきている。フォトショップだと、ほとんどの作業をトーンカーブで行うのだが、ライトルームはトーンカーブが非常に使いづらい。その代わり明るさや色温度、コントラスト、彩度などがわかりやすく配置されている。
これをマウスで動かすわけだが、ずっとやっていると非常に肩がこる。フォトショップ調整のときと使う筋肉がまるで違う。
これがマウスじゃなくてツマミでできたら。
リンクがうまく飛ばないので興味のあるかたは「LightroomをMIDIコントロールするプラグイン MIDI2LR x nanoKONTROL」で検索してみてください。
そのさいMacの人はmidiソフトをダウンロードしてインストローラーをクリックしても「許可されてない」とダイアログが出てくるので、右クリックから「開く」を押して続行してください。
さっそくヨドバシのポイントで安いコントローラを買ってみた。
ツマミひとつひとつに濃度やコントラストといった機能の割り当てをしていく。簡単にできる。基本は「BASIC」から選んでいく。その他にもライブラリーと現像の切り替えとかリドゥとアンドゥとか。
グリグリとツマミを回すと画面が変わる。結構微妙なことができる。マウスよりもいいような気がする。問題は調子に乗って調整しすぎることだ。
肩のこりは減ったような気がする。目線もいちいち右側の調整パネルに移動しないから楽だ。
ただし安物ゆえコントローラのツマミが小さすぎた。もっと大きなツマミとスライダーのほうがよかった。
3000円で遊べるおもちゃを買った気分だが、300円分以上は作業が楽しくなった。
「便利グッズは便利じゃない」というのは身に染みているくせに、こういうものを試したくなる。
今回は「星ふたつ」くらいはあげてもいいだろうな。