昨夜は湯たんぽ導入。暖かいというだけでこんなに幸せになれるとは。

土曜日

寒い。

寒くて何度も目がさめた。縮こまっていた足を伸ばすとぶるっとくる。湯たんぽが必要だった。

金曜日のタカザワさんとのトークショーは、途中言葉が詰まって変な雰囲気になることもなく、自分の考えをタカザワさんにぶつけてみて、反応を吸収していく感じだった。

近々に文字起こしをしたものをアップします。

土曜日は「日本カメラ」月例コンテストの年度賞授賞式だった。僕は昨年1年間モノクロプリントの部の審査を担当していた。これまでで3度目となる審査員だった。

月例コンテストというシステムは日本独自のものらしい。特定のテーマ設定がなく、自由に1枚写真を競い合う。毎月カラープリントの部で二千数百枚、モノクロプリントの部で千数百枚の応募がある。

一人当たり6枚くらいの応募だからモノクロプリントの部だと月平均250人の応募人数になる。入賞は金賞1点、銀賞5点、銅賞12点の計18点。入賞確率は18/250だから7パーセント。

他にはカラースライドの部とビギナーの部があったが、今年からカラースライドの部は廃止になり、web応募と学生の部が新設された。

審査員は全ての応募作品を一枚一枚見ていくことになる。2000枚以上だと、ほぼ1日かかることになる。そして金賞が3ポイント銀賞が2ポイント、銅賞が1ポイントのポイント制で年度賞が決まる。年間一位になるというのが参加者にとっての最終ゴールで、一度年間一位を獲ると、その部からは卒業となる。殿堂入りだ。

僕自身も高校生の頃に月例コンテストに何度か応募したことがあるが、一度も入選したことがない。その頃年度書受賞者の人達は雲の上の存在に見えたものだ。いつかこんなかっこいい写真を撮ってみたいとずっと思っていた。

実は篠山紀信荒木経惟も月例コンテストに応募した経験を持っている。昔はプロになりたい人にとっての腕試し的な要素があったし、現にプロになった人も多いそうだ。

授賞式はとても立派なもので、年度賞一位の副賞にはニコンD750やキヤノン7DMark2などがいただける。パーティ会場は別に儲けられ各賞受賞者の交流の場になる。顔は知らねど写真は毎月見ているもの同士だから打ち解け合うのも早い。ベテラン同士はすでに何度も授賞式で顔を合わせている。ライバルであり、理解者でもある面白い関係だ。

僕は受賞者をお祝いする立場なのだが、晴れがましい顔を見ているとちょっと羨ましくなる。

祝う立場より祝われるほうがいいかな(笑)