会場をゆっくり見る時間がなかったことが残念。

アートブックフェアは無事終了。

ものすごい人出だった。年齢層には偏りがあって30代がほとんどに見えた。おじさんは少ない。外国人もチラホラ。男女は半々。

売り上げは、個人ではコンプリートセットふたつを含めると総数53冊。pranaは最終日開始直後に完売。量を間違えた。ワークショップ2Bから13人が参加し全体では合わせて96冊という結果になった。コンプリートセットは会場で売れたのはひとつだったが、終了後に会場に行けなかったけれど欲しいという連絡があったのでふたつになった。

九州から朝一番に来てくれたり、何度も悩みながらも意を決して買ってくれたり、ずっと欲しかったと言ってもらえたりと直販の醍醐味を味わえた4日間だった。

ハービー山口さんと小林紀晴さんも買ってくれたし(笑)

今回は初めての出店だったので会期中ほぼ座っていた。どんな人がどんなものに興味があるか、どの色のどのサイズを最初に手をとるかを見ていた。パノラマサイズのものを最初に手に取ることが多い。当然端っこより中央においてあるもの。色味は寒色系に手が伸びる。大きいものよりも小さいものを手に取る人が多い。

参加者の中で2日間売り上げがゼロだったのに、カバーと内容に差があるということで、それを外した途端あっという間にすべて持ち込んだ5冊がすべて売れてサンプルまではけてしまったこともあった。

今回はワークショップ2Bのパンフレットを作って配布もした。13年目にして初の宣伝活動になる。ネットと違って訴求力があるようだ。

3月の香港アートブックフェアと9月の東京アートブックフェアに参加したのだが、香港は個人ではなく出版社が出店するためクオリティが揃っていてお客さんは買いに来るというモードだった。写真集のことをよく知っている人が多く、値段が張っても掘り出し物を探すような感じで買っていく。

東京はコミケのように個人での参加ができる。おかげで我々も2Bとしてテーブルを出すことができた。インターナショナルブースは国内外の出版社が出ているが多くは個人。見に来る人はお祭りを見に来るような感覚。自分の感覚にあったものを探している。お目当のテーブルもあるようだ。

隣のテーブルはファンの人で常に混んでいて1000円くらいのリーフレットがどんどん売れていた。

来年も参加してみようと思う。次回は写真集だけではなく自分で作ったものも出してみたい。ものが売れるというのは面白い。