今日は近くの銭湯で昼風呂。

二日目。朝から日本酒を飲んでしまい一日中ダラダラ。夕方妻と銭湯に行くことにした。家から歩いて20分のところに温泉がありサウナも付いているところを見つけたのだ。

ずっとやってみたいことがあった。サウナからの「水風呂」だ。「週刊モーニング」という雑誌にサウナ啓蒙の漫画が不定期連載されているのだがこれが面白い。

サウナと水風呂を繰り返すことで、心身に究極のリラックス状態がおとずれるとある。これを作者は「整った〜」と表現している。それは合法ドラッグと言っていいほどの快楽があるというのだ。整ってみたいではないか。

サウナ自体はいつも行くスポーツジムで利用しているのだが、そこに水風呂はない。そもそも今まで水風呂には一度も入ったことはない。だって冷たいじゃない。必要性が理解できていなかった。しかし知識は仕入れた。あとは実践のみだ。

漫画によると、サウナで体を温めた後、水風呂に入る。しばらくすると体の周りに薄い膜上のものができて体が冷えないという。慣れてくるとわざと膜を壊すために体を動かす。瞬間、体は一気に冷えることになる。

しかる後に再びサウナで体を温め、もう一度水風呂へ。それを3セット繰り返した後、裸のまま椅子に深く座り、その時を待つ。やがて膨張と収縮を繰り返した体が疲労感を感じ、脳内に快楽物質が放出される。それが「整った」状態だ。サウナは入っている時ではなく、その後が肝心なのだ。

その場合大事なのは水風呂の水温が低いこと。低ければ低いほどいいらしい。

さて20分かけて件の銭湯まで歩き、通常460円の銭湯代にプラス390円を出してサウナを利用する。スーパー銭湯より規模は小さかったが露天風呂もあり、サウナも外に作られていた。整うための椅子もしっかり用意されている。

まずは10分くらいサウナで汗を流す。さて初めての水風呂へ。水温17度弱。エイヤッと体を水に沈める。水が対流していて体の膜ができない。冷たい。30秒くらいで限界。水風呂から上がると体がジンジンする。ちょっと気持ちが良くなる。そしてまたサウナで10分。

2度目の水風呂はずっと楽に入ることができる。再びサウナへ。しかし体がなかなか温まらない。汗が出るまで時間がかかる。芯から温まった体をもう一度水風呂で冷やす。

さあ準備は万端。椅子に腰掛け「整う」を待つ。しかし、いつまでたっても体に変化はおとずれない。残念だが体が冷えてきたので終了。仕方がないので露天風呂へ。これ以上のサウナは体に悪そうだ。

お風呂につかりながらサウナ客を観察してみる。確かにサウナと水風呂を繰り返している。ザブンと頭まで沈めている人もいる。椅子には真っ裸で放心している人が何人かいる。「整った」ことが明らかに分かる顔つきだ。

次回に大きな課題を残すことになった。今年の目標のひとつに「整う」ことを付け加えようと思う。

芯まで温まった体で銭湯を後にすると、途端に腹がへってきた。30分歩いて高円寺ガード下にあるステーキ屋「KYOYA」へ。200グラム1900円を注文。300グラムでもよかったな。



と、書いてアップしたら知人のお医者さんからメールをもらった。「1月3日のブログ(写真生活)拝読いたしました。読み進めて「ドキドキ」しました先日同級生が心筋梗塞で死掛けましたので・・・。急な温度変化は50代半ばには危険と思われます・・・。ご安全に・・・。」

確かにサウナと水風呂は危険かもねえ。気をつけます。「整った〜」で昇天しても恥ずかしいので。ということで今年の目標から外しておきます。