ラム肉のシャブシャブ。ベルのタレが決めて。

3月11日

その前とその後。線が引かれた感じだ。

2011年は個人的にアメリカ留学に失敗して、周りも物理的にも精神的にも暗くて、どうにもならんという感じだった。それでそれを吹っ切れるようにと「旅するカメラ4」を出すことに決めた。

準備無しでの出版だったから本当に大変だった。1と2を出した時はwebに書きためたものをまとめただけだったし、写真はプリントしてあったから作業はlすんなり進んだ。あの時は本を出すのって簡単だなあ、と思っていた。3も苦労したが、4は頭から火が出そうな毎日だった。

2003,2004,2007,2011年とほぼ4年おきに旅するカメラを出してきた。そして今年は2015年。「旅するカメラ5」の時期だなあとなんとなく思っていた。でも今まで通りじゃつまらないし、エイ出版では文庫本の判型はもうできなくなってしまっている。先月編集長に「そろそろ」という打診をしていたのだった。ー

そこで本日、2Bで編集長及び担当編集者との面談打ち合わせとなった。つまり「どんな本を作ろうか会議」だ。

昨今の出版事情やら、銀塩の衰退を考えればこれまでの延長ではないもの、という話に終始した。その席で2Bでやっていること、海外レビューで経験したこと、今の写真がいわゆる「いい写真」と言われているものから離れてきていることなど。2時間半も話をした。

最終的な結論はでなかったが、方向は固まってきた。今までなかった写真の本を作りたい。

ということは全て一から始めることになるのか。理想は高いが、こりゃ大変だ。