代官山ヒルサイドテラスで「0HILLSIDE TERRACE Photo Fair」をやっている。18のギャラリーと9つの書店、出版社が出展している。今週日曜日まで。
http://imaonline.jp/ud/event/53d8bdc5abee7b28b2000001?mm0904_bd02
はじめは「Tokyoフォト」と勘違いしていたが、日本写真芸術協会が主催しているアートフェアだった。
現代芸術系のギャラリーが目だつせいかパッと見ただけでは理解しづらい写真が多い。あるギャラリーに知り合いが勤めていたので作品の由来を聞いたら俄然見え方が変わって面白くなった。
コレクターと呼ばれる人たちはそのへんの理解度が高いということだった。単純に見てきれいとか、癒されるとかとはまったく違うベクトルで写真を見ているということだ。
出口ホールに書店、出版社が集まっていて、これがとても面白かった。ギャラリーブースにいる時間よりずっと長かった。
今回は都合があって買って帰れなかったが、目星をつけたものがたくさんあった。
近頃はお出かけのときに持ち歩くのはもちろんシグマdp2クワトロ。知り合いがいるところでカバンから取り出すとザワつく。
だいたい「使い勝手どうなんですか、気になってしょうがないんすよ」という質問が飛ぶ。ニヤリと笑ってシャッターを切り、モニターで画像を拡大すると必ずとどよめく、「スゲー!」。
たしかにスゲーと思う。動画もWIFI機能もない極めてシンプルなカメラだが、それを補ってもあまりあるくらいの写り。
見せると次に会ったときにはだいたい「やってしまいました」と手にはクワトロが握られている(笑)
感度は200を基準にしているが、場合によっては800でも使っている。これまでネックだったホワイトバランスはかなりいい。AFに顔認識がついているのは助かる。
露出はマニュアルオンリー。というのも得意とする光の特性がフィルムとほぼ同じなのだ。他のデジタルとは明らかに違うと思う。フィルムを使っている人は理解しやすいはずだ。
dpシリーズはモノクロの評判もいいが、今はカラーで使っている。実はポートレートに使いやすいのだ。