男3人でタカノフルーツパーラー。混んでいた。パフェは1800円もしたので断念。

水曜日、夜半に降っていた雪は朝にはすっかり溶けていた。

雪が大気中の塵をすべて落としたせいかすっきりした青空が広がる。外に出てみようかなと思えてくる空だ。

ここぞとばかりにギャラリーを回る。八丁堀日本写真学園ー銀座ライカギャラリーー銀座ニコンサロンー麻布エモンーインスタイル(やってなかった)ーemに行こうと思ったが時間切れで新宿コニカミノルタへ。

小川和宣『カティ・ラムリ』
2月13日(水)〜2月22日(金)
10:30〜19:00(最終日は15:00まで) 期間中無休
コニカミノルタプラザ ギャラリーB
(後援:ネパール大使館)
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013february/gallery_b_1302
13.html

初日ということもあって6時半からギャラリートークがあり、お相手を務めた。実は彼とは昨年、一昨年と一緒にネパールに行っている。写真ができる背景を横で見ていたことになる。

ネパールでは4000メートル近くの高地まで行ったのだが、大自然雄大さよりも町での人の多さに驚いた。あふれかえるような人人人。カトマンズではぶつからずに歩くのに苦労するほどだった。どこに行っても人に興味を引かれてしまう。

一昨年のネパールでは僕はデジタル一眼レフを2台持って行った。何でも写るし、使いやすいし、撮った写真はすぐに皆に見せられるし、
感度を上げて月明かりに浮かぶ8000メートルの山々を撮ったりしていた。使っている間はいいことづくめのような気がしていた。

帰国後、マキナ67で撮られた小川さんの200枚近くのモノクロプリントを見せられたときに、ローライを持って行かなかったことを後悔した。彼の写真には彼が見たネパールが写っていた。僕の写真はただネパールを紹介するような写真のような気がしてきたのだ。これはちょっとショックな出来事でもあった。「写る」ということがどういうことなのかを考えてしまった。

昨年僕が再びネパールを訪れた時にはデジタルカメラを持って行かず、ローライだけにしたは彼のプリントの影響だった。

今回の展示は2011年のネパールの写真でまとめられている。2012年のものは、また別の場所で5月に展示予定になっている。ふたつを見ることで、作者の感じ方がどう変わり、どう変わらないのかを我々は見ることができる。

今回は大全紙でプリントされたものでまとめられている。濃くて強いプリントだが、その目線はまっすぐでやさしい。