バンコクはすごくおいしい。

バンコクから自宅に戻ったのは昨夜の12時近く。

今日は朝からワークショップ。今回は「ビューイング」の日。作家のオリジナルプリントを見ながら写真史を解説していく。

機材と、経済と、世界情勢が写真に大きく関わっている。41期現在募集中。


ネパールはよかった。昨年と同じところを見ても新鮮に見えた。結局フィルムは30本全部使い切り。こんなに撮るのは珍しい。それだけ面白かったということだ。

ネパールはどこに行っても人が多い。東北を歩いていても滅多に人と会わないから余計そう感じるところがある。

沿線の食堂でコーラを飲むと瓶の中に何やら怪しく光るものがある。何かが液体の中に浮かんでいる。

お店の人に「これなに?」と聞いたら「ああ、氷だよ」というがそんなわけないだろうと、瓶の中のコーラを捨ててみた。

すると残ったのは薬の錠剤をパッケージしている透明のプラスチック。

えっ、もしかして変な薬を飲んじゃったわけ???

その瓶を店の人に見せたら周りのお客が騒然とし始めた。僕の周りに集まり瓶を取り囲むように皆が覗き込む。

これはネパールでも異常事態のようだ。

推測するにコーラで薬を飲む、錠剤の入れ物が手元に残る、なんとなくコーラの瓶にそれを押し込む、瓶に入れ物が残る、業者回収、工場で瓶を洗浄、コーラを充填、チェックは無し、出荷、それをピンポイントで僕が引き当てる。

ということではないかということになった。錠剤が入っていれば物理的にコーラの瓶に入らない。ちょっとホッとした。日本ならYahooのトップニュースになりそうだ。

お店の人が代金をもらっていいのやら悩んでいたから「It's OK」と言って35円を支払った。

ネパールは毎日こんな調子だった。