福岡土産の明太子をパスタにした。

早朝3時半出発、4時半から撮影開始。ホテルのレストランから東京駅の夜明けを狙う。

まだ目には暗くて物が判別しない時間帯から撮り始める。日が完全に上るまで1時間、ずっと撮り続けた。いろいろ露出を変えて撮影しているにも関わらず、これぞ、というカットは1枚だけ。ほんの一瞬のできごとだった。

あらためて写真って露出を変えればなんとかなるというもんじゃないということを実感した。

今、ワークショップのグループ展準備の最終追い込みに入っている。来週17日月曜日が搬入だが、日曜日まで焼いている人も多くいる。準備不足もあるが、やっているうちに気が付いてもっと焼きたくなるようだ。

ワークショップでは「露出計がなくても写真が撮れる」というのをひとつのテーマとしている。露出計がなくても、というのは目が露出計の代わりになるような神業的なことではなくて、ある一定の場所は露出が常に決まっていて、そこの場所を覚えるというものだ。だから実習中は露出を固定して、それにあった光の場所を探してもらうことになる。

当初はライカやハッセルを使う場合には露出計がついていないし、単独の露出計は使うのが面倒という理由だったが、今はiPhoneにも露出計のアプリを使えば露出を測ることには手間はなくなった。

でも露出を固定することで光の場所を敏感に感じることができるようになる。ワークショップ中に覚えた経験をもとにグループ展ではそれぞれの露出を探すことになる。

なので、参加者のほとんどは基本的に露出の設定はひとつということになっていることが多い。

18日から25日まで渋谷ルデコでやっています。気になる写真があったら是非声をかけてみてください。