以前、「Eye-Fiカードを買ったが全然うまく転送できない」と書いた。
他の人に聞いても「Wifi環境下なら転送するが、回線がないところではうまく飛ばない」という意見が多かった。
たしかに飛ぶことは飛ぶのだが、10分も20分もたったころにやってくる。撮影後にパッと転送してくれないと意味がない。面倒になって使うのをやめていた。
ところがLEDライトを買ったサイトで面白い記事を見つけた。
『Eye-Fi+iPad 安定アドホック接続の秘技完全伝授。目指せ!パソコンレス・スマート撮影』
http://panproduct.com/blog/?p=3933
内容はルーターを介在してカードからiPadに画像を安定転送させるというものだ。必要な機材もアマゾンですぐに購入できるようになっている。
記事をざっと見ていくと折れそうになるくらい設定が続いている。世の中でPCの設定ほどうんざりするものはない。大抵どこかで挫折する。うまくいったためしなど記憶にない。
しかし、もしうまくいったなら、画像を瞬時にiPadで確認できる。仕事の撮影にもワークショップの時にも便利なことこの上ない。
しばらく悩んだのち、必要な機材を全て注文した。といってもiPadを持っていれば15000円くらいだ。これで幸せになれるのなら。
送られてきた機材をにサイトとにらめっこで設定していく。ところが最初の最初のルーターの設定でつまづく。アドレスを認識しない。いくらやっても「見つかりません」。
何が悪いのかPCの接続をカチャカチャやっていたら奇跡的につながった。やった、と設定の先に進むが、突然回線が切れる。その後はまったく無反応。
あきらめて翌日事務所で再挑戦。ローカルエリア接続でルーターが反応していていないことに気づき更新したところ接続になった。そこでWifiを有効にしてアドレスを入力。おお、つながった。
そこからひとつひとつ手順通りに行い、Eye-Fiの設定も七転八倒しながらクリアし、iPadの設定を行い、AppleStoreからソフトを購入ダウンロードし、また設定し、3時間かけてようやくできた、はず。
Eye-Fiカードをカメラに差し込み、ソフトを立ち上げシャッターを切る。
すると、、2秒後iPadに画像が表示された!!!
カメラの画像設定を1000万画素くらいにするとサクサク飛んでくれる。ああ、なんという快感。
今日ほど自分を褒めたくなった日はない。なんという充実感。
SD-CFアダプターを使えばEOS5DMark2でもいける。すばらしい。はやく実践投入してみたいぞ。