facebookを見ていると神社で引いたおみくじの写真が結構出ている。ほとんどが「大吉でました!」というものだ。
おみくじの中にどのくらいの割合で凶が入っているのかテレビで調べていた。普通の日では2割ほどいれているところも、お正月だけは凶を抜いているという。ほとんどの神社では元々凶は入れていないそうだ。
忘れもしない僕が29歳のお正月、井草八幡でおみくじを引いた。その時は親父が入院していて危ない状態だった。精神的にちょっとまいっていて、何かに頼ろうとしていたのかもしれない。それまでおみくじなんて引いたことはなかった。
その神社で僕は奇跡をおこした。それも想像を絶する奇跡だ。
カラカラと籤を引くと先っぽの方に数字がついている。それを巫女さんに渡すと箪笥のような棚からおみくじを引き出した。
開けてみるとなんと「大凶」。
初めて大凶って見た。正月から大凶だなんてありえない。
もう一度籤を引くことにした。
念入りにガラガラと籤を混ぜて取り出した。それを巫女さんに渡すと、受け取った巫女さんが首を横に振る。
どうやらさっきと同じ数字だったようだ。気をきかしてもう一度引けと目で訴えかける。
その籤を外した状態でもう一度引いた。
結果は、、、またしても「大凶」。
すごいだろう。あり得ない確率だと思う。百本以上あるくじのなかで大凶だけ3度続けて引いてきた。
ある意味奇跡。ありえない奇跡。いらない奇跡。むしろ強運。
そう考えると、それから確かに運が回ってきたような気がする。でもさすがにあれからおみくじには一度も引いていない。
ボクシングの現チャンピオン井岡一翔の世界戦後のドキュメンタリーを
みていたら、彼も今年の元旦に見事に「大凶」を引いていた。
今でもお正月に大凶を入れている神社があるんだな。それを見事に引いてくるなんてやっぱりチャンピオンは違うなと関心してしまった。
今年は久しぶりにおみくじ引いてみようかな。