ワークショップ36期募集中。

ワークショップ36期の募集を始めて1週間になるが、今回はまだ定員に達していません。継続して募集しています。

2003年の6月に写真のワークショップを始めたからもう丸8年が過ぎた。ワークショップという言葉がまだ珍しがられた頃だ。

あるとき写真家大野純一のwebサイトで「ワークショップ募集」の告知を見つけた。大野純一は薔薇のシリーズで衝撃的なデビューをし、すでにポートレートでは有名な存在だった。

僕よりずっと若いはずだが、同じくポートレートを撮るものとして彼の仕事は僕の尊敬すべきものだった。その彼が写真家志望の若い人を相手に写真を講評するというスタイルではなくて、写真を基礎から歴史にかけてレクチャーするというワークショップを始めたのだ。

これにすっかり刺激を受けた僕は、自分でも始めてみようと思った。こうして2003年6月に、この日記を通して「写真のワークショップ始めます」と告知をしてみた。謳い文句は「露出計のないカメラでも使うことができるようになります」だった。

当初は8回だった講座は現在では13回に増えた。しかし写真を撮ってプリントして、ということに変わりはない。参加者でフィルムで撮ったことがない人も多い。プリントも初めての人がほとんどだ。その人たちも講座が終わるころには全員露出計がないカメラを使うことができるようになる。

そして毎回その時の内容にあった写真集を最後に解説したり、僕が所有する多くの写真家のオリジナルプリントを見る回も設けている。

撮ることと、プリントすることと、見ることを繰り返すことで、写真をじっくりと理解していく。

そして毎年2回行われるグループ展に参加することで写真を見せるということを体験する。

僕のワークショップにはいわゆる上級コースは存在しない。グループ展を終えたものはそこからそれぞれの道を進むことになる。個展を開くものも、写真集を出版するものも、大きな賞を受賞したり、海外に発表の場を広げるものも出てきた。

そしてたまに2Bに顔を出して、いつものように写真の話をする。年齢も職業もバラバラ、共通しているのは写真が好きということだけだ。

ワークショップ2B36期募集中です。詳細はhttp://blog.livedoor.jp/workshop2b/archives/51705771.html