#from2b始めました。

twittwerを始めて1年がたつのだけれど、いったい何をつぶやけばいいやら。この日記に日頃起こったことを書きとめているから。いまさらな気がしていた。

でも気づいたら1000人近くがフォローしてくれているし、そんな中で個人的なやりとりをするのも気が引ける。こちらがわに都合の良い情報を流すだけというのも面白くない。

毎週日曜日に2Bにたくさんの人がやってくる。グループ展の準備であったり、写真展や出版の相談であったり、新しく買った機材を見せにくる。

そのときに日常的に交わされる会話を短くつぶやいてみようと思った。前後の話を切ってしまうから誤解は承知の上。

From2Bとして(現在はハッシュタグで#from2b)最初につぶやいたのが「写真が言語だとしたらモノクロはもはや古文だ。現代文しか知らない人は見てもくれないよ。モノクロやるなら『なんでモノクロなんですか?』なんて言わせないほどのものを作らないと」

これが予想外の反響。「別にモノクロが古いわけじゃないだろ」「手法が違うだけで、古いとか、新しいとか、あんまり関係ないと思う」などなど。

まずFrom2Bは、ワークショップ内で会話されたことに基づいている。つまりこれから始めて作品制作をしようとしている人たちへのアドバイスだ。

モノクロ写真に接する機会はどんどん減っている。30年前、作品を作る=モノクロプリントをする、ということだった。それが現在モノクロ写真を発表しようとすると「なぜモノクロなのか?」なんて聞かれてしまう。なぜカラーなのかは問われない。なぜならスタンダードがカラーだからだ。

30年前、エグルストンがカラーで作品を発表したときには「なぜカラーなのか」を厳しく問われた。それはモノクロがスタンダードでカラーで作品を作るのは奇異に見えたからだ。

アートを理解しようとするとき、かならず知識と経験が必要となる。その上で「どう感じたか」になる。

ということは、その機会を奪われつつあるモノクロを『新人』がやるには「なぜモノクロか」なんて言わせないほどのものを作らなければならない。

でなければわざわざモノクロを選択する必要はないんじゃないか。

言いたかったのは、モノクロは古いということに関してじゃなくて、モノクロをやることについての決意みたいなもの。

#from2b 毎日朝更新… 予定。