「目で歩く」イベント

昨日は阿佐ヶ谷の善福寺川沿いを歩きながら撮影するイベントにゲストとして参加した。

ディズフォトhttp://daysphotop.exblog.jp/ とhanaさんが毎月写真家を招いて行っている撮影会で次回は横木安良夫さんだ。

15人くらいで2時間阿散歩しながら撮影した後、hanaさんのアトリエでhanaさんとゲスト写真家の写真を上映する。参加者と一緒に歩き、そこを写真家がどのように見ているのかを写真と共に説明していく。同じ場所を歩いてそれをすぐに編集無しで見せるというのは、かなり写真家なかせの企画。

今回の撮影会に備えてリコーGXRの新製品28mmF2.5を借り出した。まだ試作機の段階のものだが、オートフォーカスの動きはスムーズだった。先日最新ファームアップにしたせいかオートフォーカスの調子はいい。

28mmといってもセンサーがAPSサイズなので実質は17mmくらい。50mmマクロもそうだがGXRの短焦点レンズの性能は高い。このレンズもピントがあっている部分からアウトフォーカスにかけてなだらかにつながっている。

それとGRDで慣れているせいかカメラを覗いたときの画角の違和感がまったくない。2メートル先のものを見つめたときに収まりがちょうどいいのだ。

昨日は残念ながら曇り空で色数が少なかったので、モノクロモードを中心に撮影した。善福寺川沿いを池のあるところまで歩き、そこで折り返して戻ってくるコース。

前半はゆっくり参加者と話しながら歩いた。僕も阿佐ヶ谷に住んでいるのだが善福寺川沿いは桜の季節に歩くくらい。まずは緑道を楽しみながら歩いた。折り返しの池に着くまでに撮影したのはわずか数枚。

池の周りは散歩している人や遊んでいる子供も多くにぎやかで、とてもいい感じだった。そこで撮っているうちに段々テンションがあがってきた。徐々に早足になり参加者を振り切るように撮影に集中。

モノクロで撮影していたので「モノ」を見ないであたりに漂う雰囲気を光だけを追いかけて撮影した。そういえば近頃あまりこういう町歩きのような撮影をやっていなかったな。

2時間は長いと思っていたが、終了時間を大幅に過ぎてしまった。

戻ってからプロジェクターで今日撮影した写真を上映。皆に見せるという前提だったのでちょっと上手く撮りすぎたかな。こういうのは難しいね。

その後はトークショーのような感じになって和やかに終了。

外はすっかり暗くなっていた。