8月30日に開かれるフォトグラファーズサミットのプレゼンテーションコーナーに参加することになった。
数年前、主催者の一人である写真家山田敦士氏から「今度こんなんなのやるんですけど」と言って1枚のチラシをもらった。そこには「フォトグラフェーズサミット」と銘打たれていた。まだまだ無名の若い写真家が集まって、お互いの写真をスライドショーで見せ合うイベントのようだった。
僕は彼に「おいおい、サミットってすごいな。意味分かってる?頂上っていう意味だぞ」と言ったのを覚えている。手作りで始めたイベントは毎回参加人数を増やし続け、前回からは渋谷の大箱クラブを借り切っての写真では最大級のイベントになってきた。http://www.phsmt.net/index.html まさに「サミット」。
今まで写真家というのは受身でいることが多かったが、30代前半の彼らは自ら行動を起こし始めた。
特徴は大型スクリーンを使ってのスライドショーで写真家は4分ほどの時間で自分の写真をプレゼンテーションしなくてはならない。音楽をつけたり自ら解説をいれたりと方法は自由。
この大型スクリーンに写真を映し出すというのは中々に迫力がある。前回はリコーのGRD広告写真対決のオープニング映像に、僕がカタログ用に撮った写真がスライドショーで会場に流れた。http://www.youtube.com/watch?v=IVd2YBvkh1Q&feature=player_embedded#! これを会場で見たときはかなり気持ちがよかった。
構成は友人の水谷充。http://mmps-inc.jugem.jp/ 彼はこのイベントにも深く関わっている。彼が手伝ってくれるというのでプレゼンテーションコーナーに参加することに決めた。
写真を改めてスキャンしてデータを作るのは重労働だ。スキャンのモードを間違えたり圧縮率が違っていたり40枚弱の写真をまとめるのに時間がかかった。何をやるのかはまだ秘密。当日会場で。
フォトグラファーズサミットはリコーの広告写真イベントや関連イベントで『セミナー&ポートフォリオレビュー』が行われたりしている。
写真家が自ら運営しているイベントだからツボをついている。今やりたいことをすぐに形にしている感じだな。