鯛の香草焼き。

毎日フィルム現像を続けている。

エクストールでのトライX現像で仕上がったものは、見た目非常にきれいなのだが、プリントしてみるとあまりにも諧調が整いすぎる。

ハイライトは飛ばず、シャドーはつぶれず、驚くほどトーンが揃う。

それのなにが不満なのかと言えば、おとなしすぎるのだ。ハイライトの飛びやシャドーの落ち込みを期待しているのに、そこがうまいこと収まってしまう。

ためしにオーソドックスにD761:1で現像してみたが基本的な諧調に差はない。エッジのメリハリに多少差がでるくらいだ。

これはどうやらフィルム自体の問題のようだ。昨年トライXがリニュアルされてからその傾向が強まったようだ。

同じトライXの名称でも長年絶えずリニュアルを重ねていて、いつまでも同じ乳剤ではない。それでも昨年の変化は大きかった。

トライXにこだわる必要があるのか?T-maxのほうがいいのではにのか?

でもそこはあえてトライXを使おうと思っている。