パリで確実にウェイトオーバー

今、パリは朝の6時半。気持ちよく目が覚めたので、ちょっと早いけれどそのまま起きることにした。

パリフォトはルーブル美術館の地下で行われている。毎日ルーブルに通っているのだ。

レセプションデイ、そして初日を終えた。関係者のみのレセプションデイからものすごい人出で、写真に関係する人がこんなにいるの?と驚いてしまった。

初日も早くから入り口には長蛇の列が。もっともフランスだから仕切りが悪いだけなんだけども。それでも酸素が薄くなるくらいの人、人、人。

70を超えるギャラリーが小さなブースにこれでもかと写真を並べている。展示されているものは全て商品で、欲しければ即交渉ができる。

我々は写真集を売るためにパリフォトへやってきた。「飛ぶように売れる」という話だったがそんなうまい話があるわけもなくはっきり言えば苦戦している。

でも直接ブックディーラーが交渉にやってきてサンプルとして買っていったりと刺激がある。

初日は土田ヒロミ氏、PhotographerHARUそして僕のサイン会があった。

いったい東洋人の写真家のサイン会などだれが来るのか不安だった。「もしかしたら1冊も売れないかも」

ところが3人が並んで椅子に座ると人が吸い寄せられるように集まってきた。不思議なものだ。結局1時間半で15冊が売れた。

少ない数だがtraverse1冊が75ユーロ(約1万円)ということを考えると善戦のほうだと思う。サイン会が無事終わって心底ホッとした。ちょっとだけ肩の荷が降りた。社長から見れば15冊で何言ってんだ!と怒られそうだが(笑)

さすがだと思ったのは土田ヒロミさんで、欧州のファンがサイン会に駆けつけてきて今までの写真集にサインを求める人が多くいた。

パリフォトはまだこれから。すべてが終わったらレポートをアルルの時のようにアップする予定です。

英語は… 以前よりずっと話の内容が理解できる。気がする(笑) 

直接話をするシーンもたくさんあり、たどたどしくも単語を並べるようにして会話をしている。

色んなことがエキサイティングで幸せな日々だ。