体重はそんなに変わらないのに体脂肪は18パーセントに

英語の勉強を始めて1週間。水泳で言ったら顔を水につけてみましょう、といったところ。

星新一ショートショートでこういうのがあった。

地球が滅亡しそうになって、ある男が宇宙船で脱出する。宇宙船には一生読み続けてもあまるくらいの本が積んである。本好きの男はそれさえあれば生きていける。

あるとき隕石の衝突で頭を強く打ってしまう。書庫へと繋がるドアはロックして開かなくなってしまった。手元には1冊のショートショートしか残っていない。

仕方がないからその本を大事に大事に読んだ。その本はものすごく面白かった。でも一度読んでしまえば結末が分かってしまう。

ところが彼は頭をぶつけたショックで短期の記憶を失う病気になっていた。

彼は一度読んだ本を何度でも楽しめた。

というのがオチだった。中学生の時に読んだのでうろ覚えだがずっと心に残っていた。

今まさにその状態。

一度読んだ英語の参考書のページをめくると、次の瞬間、そのページは記憶からすっぽり抜ける。

僕は何度でもそのページを新たな気持ちで見ることができるのだ。ああ、英語ではこういう風に言うのか、と。

究極の暇つぶしを見つけた思いだ。ちなみに暇つぶしは「KILL TIME」と言います(笑)

6月のギャラリー冬青の展示は井本礼子写真展「夢みる螺旋」。
http://www.tosei-sha.jp/gallery-top.htm

彼女は現在ベルギーで写真家活動を続けており、プロフィールを見れば分かるが目がくらむくらいの受賞歴がある。

ギャラリーに置いてあるが海外の雑誌での紹介のされかたも半端ではない。

そして目がくらむのは作品もまたしかり。いったいどうやって撮ったのか理解に苦しむはず。手法と表現と考えが一体になった作品だ。

で、6月13日金曜日に僕がお相手役で井本さんのトークショーが開かれます。

作品世界の話や、海外で活動することについて、そしてテクニカルな点も詳しく聞いていきます。彼女のこれまでの作品をスライドショーで紹介もします。

あの写真がどうやって作られているのか興味のある人は是非。ギャラリー冬青にて予約受付中です。会場には限りがあるのでお早めに。