仕事の撮影ではデジカメを使い、ノートパソコンに次々と落としていいって、ひと段落すると写真を開いて確認する。
ブラウザーソフトの「フォトの翼」で次々と見ていく。だいたい予想通りに写っていて、ついいつもの「まあ、こんなもんか」が口からこぼれる。
口に出している自分が怖くなる。デジカメになってからこの言葉が口癖になっている。
撮影のやりかたはフィルムの時となんら変わらないのにどういうわけだ。
久しぶりに入った暗室。何十年もやっていて慣れているはずなにに未だにうまく焼けない。
注文のプリント3枚を仕上げるのに、丸2日かけてようやく2枚。「まあ、こんなもんか」なんて思えもしない。焼いても焼いても納得いかない。
辛いけれど、まだ面白いと感じられる。写真を続けていくモチベーションはそれよって得られている。
今日モーターワインダーを付けたライカM7を触った。馬鹿にしていたM7が俄然魅力的に見えた。久々の物欲全開だ。
シャッターを切るとガツンと反動が指に戻る。それがいいのだ(笑)作動音は意外や低い。M7の静かなシャッターと相まっていい感じの音になる。楽しくてついシャッターを押してしまう。
これもまた写真を続けていくモチベーションのひとつだ。