目黒の黒胡麻坦々麺

今日は暑かった。目黒コスモスギャラリーにに銀城アトム写真展を見に行った。

昔の日記を検索すると以前に銀城さんの写真展を見たのは2004年だった。

その当時銀城さんは末期癌で余命いくばくもない、ということだったが、会場には本人もいらしてお話をすることができた。

病院から抜け出してきたと言っていたが、元気そうで全然余命3ヶ月といった様子は見られなかった。

しかし2004年に銀城さんは亡くなった。遺作となった写真集「遠行希」は時々開いて見ている。湿度を感じる粒子はずっと気になっている。

今回の展示はギャラリーコスモス企画の遺作展で、パリの夜景と窓景のモノクローム写真だった。どちらもパリの美術館に収蔵されているシリーズだ。夜の街の写真がよかった。

「遠行希」とは違った、エフェクトのかかっていない丹念に焼かれたプリント。長年パリに住んでいた銀城さんが夜の街をカメラを手に歩いている様子が写真からうかがえる。モノクロはモノクロだから美しいんだな、とあらためて思ってしまう。

11月にパリ行ったときは夜の街を歩いてみたい。

冬青には今日もたくさんお客さんが来てくれた。とうとう200本用意した写真集のおまけの手ぬぐいは品切れになってしまった。もう僕の手元にも残っていない。

明日は12時半にはギャラリーに行きます。でも夕方には出てしまうかもしれません。