写真集が届いた

アルル写真フェスティバルのポートフォリオレビュー参加費250ユーロを銀行から振り込む。公式サイトからのでのクレジットカード決済がうまくいかず、結局銀行から振り込まなくてはならなくなった。手数料4000円を含まると、今日のレート169円99銭で換算すると4万5千円也。高いがそれが目当てだからしょうがない。

事務所に行ったら宅配便の不在連絡表が届いていた。送り主は冬青社とある。写真集だ。急いで宅配便に連絡をとって、すぐに再配達してもらうことにした。

1時間後、小ぶりの段ボール1箱が届いた。写真集20冊分。ひとりで持つにはずっしりと重い。焦る気持ちを抑えつつ、カッターで箱を開け、中身を取り出す。

『traverse』が出てきた。イメージ通りの表紙の仕上がりだ。1冊取り出して窓際に座ってページをめくる。

米沢から始まって東京へ、モンゴルからまた米沢へ、ハワイからアジアの島へと続き、再び東京へ。その後も米沢と東京を軸に中国、台湾、ニューヨーク、パリ、ミャンマー、と写真が続く。

印刷所で散々見ているはずなのに新鮮な感じだ。最後まで見終わって、やりたいことがちゃんとできたことに安堵感を覚えた。ホッとした。

物はできた。後はこれを必要としてくれる人に届けなくてはならない。

写真集の受付は冬青社まで。
http://www.tosei-sha.jp/nextexhibition.html

この日記をいつも読んでくれているかたにお願いします。『traverse』を買ってください。5000円もします。でも15年分の精一杯が詰まっています。

7月13日のギャラリー冬青でのトークショーは定員に達したため、14日土曜日に追加公演をおこないます。トークショー当日、または事前に写真集を購入していただけた人が対象になります。

アルル写真フェスティバルに参加したレポートを中心に現地の様子をスライドショーで伝えます。