オリジン弁当の豚トロ丼

7月に秋葉原にできるギャラリー&ショップの目玉としてポストカード制作の依頼があった。

当初は数人の写真家で、ということだったが40枚近くを制作するためバリエーションを広げるためワークショップの人達にお願いして「ポストカードコンペ」を開き写真を募集することにした。

採用されると原稿料として謝礼が出るが、それよりコンペ形式の面白さからか計500枚以上の応募があった。うまくいけば提携する海外ギャのラリーでの展示もあるということも大きかったようだ。

応募作品の審査は、ギャラリーを運営するデザイン会社の社長以下3名と僕が受け持つことになったが、僕自身応募している手前、交通整理を主にしてセレクトにほとんど口を出さなかった。

自分の写真が3人の目の前を通過するもまったくのノーリアクション。心の中で「おい、おい」と思いながら表情に出ないようにするのに必死。名前は裏面に書いてあるため写真だけでは誰が撮ったかわからない。

今までコンテストの審査を何度かやってきたが、いつも誰にも相談せず一人で全部決めていた。なのに今回はほぼ見ているだけ。フラストレーションが高くなる審査だった。

結局40枚が採用となった。僕の写真は最後の最後で枚数合わせのような形で2枚通過。もっとも気に入っていた写真はかすりもしなかった。

かと思えば、40枚中8枚も採用となったものもいた。彼はこれまでも毎週のように秋葉原に通って写真を撮っていたというから厚みが違ったということだろう。

このポストカードがどんなものかは、ギャラリーが正式にオープンしたら詳細を伝えます。今の予定では7月を予定。