鰯と鳥の喉肉のから揚げ、豆腐のアサリ煮

今日は『フォトテクニック』誌コンテストの審査。自由部門と言う、とっかかりのない部門。

何をもって「自由」というか審査するほうも考えてしまう。審査自体は応募数がさほどでもないので早く終わった。

飯田橋から恵比寿へ。井上武彦「白玉粉、プラチナプリント展」を見に行く。http://www.limart.net/
会場の「limArt 」はアートブックや雑貨を置いてあるお店。入り口はギャラリーには見えないが奥にスペースがある。

入ってすぐに目に付くのが12×20インチの超大型カメラ。長辺50センチのフィルムを使うのだ。蛇腹も2段式になっている。レンズはカールツァイスの400ミリが付いている。

展示はエイトバイテンのカメラで撮られたプラチナプリントがハンガーに吊るされている。日が差し込む会場なので裏から光が透けるため陽画のように見える。

プラチナプリントだからといって細密で高画質というわけではない。その逆だ。うすぼんやりとした画像がにじみ出ている。その写らなさっぷりがいいのだ。

会場にいた作者は相模原のカメラ屋「ムサシ」の人だった。なぜタイトが「白玉粉」なのか聞いてみた。これはちょっと説明しづらい。行ってみて実際聞いてみないと。科学実験の話のようだ。

話が面白い。こんな人がカメラ屋をやっていたら危険だ。ついついお店に行ってついつい買ってしまいそうだ(笑)是非大学の講師になってもらいアナログプリントを若い人に伝えて欲しい。井上さんの授業なら僕も聞いてみたい。