特許取得、元祖「えびめし」。というものを食べた。

携帯電話を手に入れたのはたしか1990年。初期費用と機器レンタル代含めて25万円かかった覚えがある。携帯電話は買うものではなく、NTTから借りるものだった。なくすととんでもないお金を支払わなくてならない。

当事の携帯電話は待ち受け時間4時間、通話をすると20分でバッテリーがなくなったものだ。しかたがないのでいつも車に充電器を繋いで自動車電話として使っていた。

それでもその頃は携帯電話を持っているだけで話題を取れた。一月の基本料は1万円弱、通話料と合わせて2万円から3万円を支払っていた。もちろんメール機能などついていない。リダイアルの記憶は1件のみ、アドレス帳もない。ただただ電話のみ。使うのに説明書なんていらなかった。

昨日数年ぶりに携帯電話を買い換えた。今までNTTムーバだったのでFOMAにした。初めてカメラ付きの携帯になった。N902iというモデルで液晶画面が一番きれいだという理由で選んだ。

アメリカ以外の海外でも使える。今月行く台湾や7月に予定しているアルルで使えるのは嬉しい。

が、設定がまるで理解できない。番号非通知を解除するのができず、編集者に頼む始末だ。

おそろしく機能がてんこ盛りなのはいいのだが、自分の理解の範疇を軽く超えている。説明書はぶ厚くて読む気がしない。待ちうけ画面がディズニーだった。あまりに能天気なのでアシFになんとかしてもらう。

今後携帯を使いこなせないものは一般生活を円滑に行えなくなりそうな気配だ。そのうち全ての認証が携帯で、ということになるかもしれない。

ウルフルズの撮影。久しぶりにスタジオを使う。デジタルなのでセッティングの緊張感ゼロ。大体の指示をスタジオマンに出して後は、デジカメで撮りながら背面モニターのヒストグラムで決めていく。本番メイン集合2カット、サブ4カット。全部撮るのに10分くらい。それでもちゃんと写っている。

持っていったパソコンに落とし確認。デジタル撮影での決まり文句が出る。「まあ、いいんじゃない」