バイテンの現像が上がってきた。
フィルムフォルダー3枚6カットのうち各個人を撮った分の一部に光線びきが出ていた。
でもそれがまた味になっているから不思議だ。サイズが大きいと失敗が失敗じゃなくなってしまう。
ひさしぶりにポートレートって面白いと思えた。
あの日は午後から「マツコ・デラックス」の撮影が東京MXテレビであった。さすがにその撮影はデジタルだったが。
マツコとは近頃テレビのニュースコメンテーターとして名前が出てきたドラッククイーンだ。大きな身体で女装しているあの人と言えば分かる人も多いだろう。東京MXテレビやTBS「ピンポン」に出ている。
マツコデラックスいい!絶対来る!いやもはや来ているかもしれない。撮影が終わって雑談をしているとなぜか盛り上がってしまい延々1時間以上スタッフを交えて話し込んだ。
そこから出てくる会話は奇天烈な風貌から想像もできないほど優しくて常識的だった。コアナ部分がしっかりしているからどんなに毒舌を吐いても憎めないし心地いい。
ずっとタレントを撮っていると「この人絶対くる」というのが分かる時がある。マツコは絶対くる。