ルデコでのグループ展は無事終了。来場していただいた皆さん本当にありがとうございました。
グループ展の期間というのは信じられないくらいあっというまに過ぎる。搬出後、ガランとした会場を見ると本当に1週間が存在したのか疑わしくさえなってくる。
期間中の出来事、詳しくはここへ。http://wagahyouryuki.jugem.jp/
日記のアウトソーシングである。
夢のような1週間の後、いつもの生活が戻ってきた。月曜日、写真集出版のための写真整理。水曜日に打ち合わせがあるからそれまでにテスト印刷用のモノクロプリント、カラーネガプリント、ポジフィルム、デジタルデータと色見本を数点づつ用意しなくてはならない。
昼前から始めた作業を4時過ぎに打ち切り、身なりをスーツで整えて銀座に出かける。今日は写真専門店『銀一』の50周年記念パーティなのだ。
会場の銀座西洋ホテルには写真界のスターが勢ぞろいしていた。篠山紀信と大竹省二の並ぶ姿を見て、壁際のヒヨッコとしては思わず手を合わせたくなった。そのほか細江英公、立木義浩、沢渡 朔… 二度とお目にかかれないほどの大規模な写真関係のパーティだった。ここに呼んでもらえたのは光栄としかいいようがない。
隅のほうに日大芸術学部写真学科の同級生が集まった。『銀一』の次期社長は我々の同級生なのだ。その場だけ同窓会状態となる。
終了後、銀座のカメラバー「Antiquary」へ。カメラに囲まれて飲むのは落ち着く(笑)
その中の一人がライカM8を持っていた。初めて見た!レンズはコンタックスGマウントのホロゴンが改造して付けてあった。
触らせてもらうとちょっと厚みはあるが結構いい感じだ。雑誌で見ると別に欲しいとは思わないが実機は貫禄がある。ホロゴンとの組み合わせもいい。
なぜM8を買ったのか聞いたら「ローパスフィルターが入っていないから」と答えが返ってきた。
彼が仕事で使っている、プロ用の大型センサーを持つデジタルカメラ『フェーズワン』にはローパスフィルターが入っていない。通常の一眼レフタイプデジタルカメラの持つ甘さの原因はローパスフィルターにあるのではないかと考えたのだという。
色々問題はあるがN8の描写力には満足していると言っていた。素性がいいからあとはファームアップの更新を待てばいいのだ。
今日は色々いいもんを見せてもらえた。眼福の1日である。