お正月

大晦日は暗室と事務所に掃除機をかけゴミをまとめる。2006年は暗室を広くきれいに改造し、部屋ももうひとつ新しく増やした。プリントをする環境は贅沢なくらい整った。

妻の実家に顔を出し、おせちを分けてもらう。黒豆、なます、数の子、こはだ。森下の駅前の甘栗屋「イシイ」でお世話になった人へ御年始を送る。ここの甘栗は爪を軽く入れるだけできれいにふたつにむける。

夕食は頂き物の「お食事券」があったので新宿のホテルでお寿司を食べる。予約を入れていたのだが狭いお店は満員だった。一番おいしかったのは「茄子の漬物」。嫌味ではなくてさすが老舗と思った。

家に戻ってからはお歳暮に頂いた日本酒「〆張り鶴」を飲みながらずっとテレビを見ていた。紅白のDJオズマを見て驚く。

新年が明けたところで家の向かいにある小さな氏神様へお参り。娘は今までもらったお年玉のポチ袋を焼いていた。

中国製のスプリングカメラ「紅梅」にポジフィルムを詰め撮影始め。

新年明けてからは一歩も外へ出ずこたつでダラダラ。あんまり面白いテレビはやっていなかったので録画してあった「写真物語」を見る。どんな内容か知らなかったのだが題名だけで録っていた。1枚の写真にまつまるエピソードをまとめたもので、涙腺を刺激するようにできている。

今年はどんな年にしようか思いをめぐらす。7月に写真展は決まっている。3年ぶりに文庫を出す。写真集を作る。アルルの写真フェスティバルに行く。とりあえずこんなところか。