今週は打ち合わせが続く。形になる前の漠然とした思いが徐々に具体化していく過程が好きだ。
仕事で好きに撮ってもいい依頼がきた。となると俄然海外で撮りたくなる。ハワイがいいなあ。オアフじゃなくてハワイ島だな。
ギャラリー冬青で「中村立行写真展トークショー」の打ち合わせ。http://www.tosei-sha.jp/nextexhibition.html北井一夫さんの御指名でやるはめになってしまったのだが、中村立行氏はずっと昔カメラ雑誌で見たことがあるくらいで何の知識もないのだ。
北井さんと編集者の林さんとで展示プリントと資料を見ながら進行を決めていくのだが、北井さんがすぐに脱線する。脱線話が面白いので、戻すのに苦労する。
そこで考えた。言っては悪いが、中村立行を知っている人は若い人の中には少ない。亡くなった方の話より、生きている北井さんの話のほうが面白いに決まっている。なにせ「歩く昭和写真史」なのだから。昭和の時代にスーパースターだった北井さんは常に写真界の中心にいた。そこでのエピソードは尽きることがない。
そこで勝手に題名を変更します。「渡部さとるが聞く『歩く昭和写真史北井一夫』トークショー中村立行編with林誠治」
どうです、ちょっと魅力的でしょう。中村立行を知らない人も是非。お申し込みは
gallery@tosei-sha.jp
まで。