朝は鮭、納豆、佃煮、ご飯二膳,

西湖ロケは、朝から大雨。コーディネイトの人たちが大型タープを張ってくれてその中で撮影準備をする。

薄着で行ったため寒くて寒くて焚き火のそばから離れられない。現地に9時前に着いたものの、雨のせいで準備がはかどらず、ようやく撮影が出来たのは4時前くらいだった。

セッティングが済んで、さあ撮影、となった時に一瞬だけ雨が上がった。晴れ男、晴れ女を自称するスタッフが多いロケのため、おそらく全員が「この雨を止ませたのは自分だ」と心の中で思ったに違いない。もちろん僕もそのひとりだ。

雨乞いとは逆に天気を良くすることを「雲きり」というらしい。黒澤明監督はその名人だったそうだ。

撮影終了後、ダッチオーブンで作った料理を食べる。鳥の丸蒸しやパエリア、ベーコン、どれも味付けが塩だけなのにおいしい。作り方を見ていると簡単そうに思えてしまう。ダッチオーブン欲しい!

夜、事務所に戻ってから日本カメラ5月号のデジタル特集の原稿入れ。体験的に覚えたことを6ページに渡って説明した。デジタルを始めた人へ、なにかしらの取っ掛かりになればいいんだけれど。この特集は赤城、横木、両氏のデジカメ論も載っていて面白い読み物になっている。

今日は一転、快晴の空。水元公園で続きのロケ。ここは都内では数少ない車が撮影用に乗り入れられる公園だ。

天気はいいのだが、風が強い。陽だまりはいいが、日陰は寒い。でも晴れただけありがたいのだ。風のため、何度もメイク直しが入る。

今回は久しぶりにネガカラー。これまた久しぶりにハッセルを使う。デジカメより撮っている感じがしていい。現像の上がりをドキドキして待つのもいいもんだ。