昨日見に行ったニエプスの展示は良かった。写真らしい写真を見たような気になった。インスタレーションも面白いが正統派は見ていて気持ちいい。
お向かいのルーニィでは一般公募のポラロイドSX-70展をやっていた。製造中止になったSX-70へのオマージュ展。ポラロイドもまた写真らしい写真だ。
印画紙がなくなったと言って騒いでいたが、SX-70がなくなって困っている作家も多いんだろうな。あの発色は他に変わるものがないわけだし。SX=70は日本が一番のお得意先だったそうだ。
ルーニィのいいところは必ずギャラリストの篠原さんがいて、色んな話ができることだ。事務所スペースには写真家のたまり場のようになっている。
今日から販売作品のプリント。12枚売れた一番人気の桜から焼き始めた。テストを繰り返して20枚プリントしたが乾燥してフラットニングした後、完成品と思えるのは6枚。残りは破り捨てた。
陶芸家が焼きあがった作品の中で気に入らないものを叩き割るあれと一緒。テレビで見ていると、もったいないなあと思うが今なら気持ち分かる(笑)。
パソコンのプリンターは、私家版写真集のプリントのため一日中フル稼働している。全部で40冊以上作らなければならないのだが、一冊につき100枚以上プリントするわけだから4000枚のプリント枚数になる。機械が壊れないか心配だ。一体耐久枚数は何枚なんだろう?