金曜夜の新宿は人が多すぎる。

ライカっていうのは小さくてもライカなんだなあ。空シャッターを切って楽しめるカメラっていうのはそんなにあるもんじゃない。

ライカCLもフィルムを入れずにファインダーを覗いて空シャッターを切っているだけで30分は過ぎる。

今年44歳の自分にとって、40ミリの画角はぴったりくる。近頃35ミリではワイド過ぎる気がするのだ。

余っていたコダクロームを詰めて1本撮ってみた。仕上がりが楽しみだ。

風景やネイチャーを撮る写真家数人と飲む機会があった。いつもとはまったくジャンルの違う話が聞けて面白い。ヒグマに遭遇したらどうするか、なんてことは自分の人生の中で想像したことがない。

人物を撮って生活してものにとって、自然を相手している彼らのほうが「カメラマン」のような感じがしてうらやましかった。とはいえ、憧れてなれるものではないけれど。

みんな若い。その中には、日本のある新人賞や、イギリスの賞を受賞した人もいた。自然や風景の写真は世界を相手できるのだということを知った。

ほ〜、とか、ふ〜ん、とか頷きっぱなしの一日だったのだ。