5Dを仕事で使うときは、基本的にRAWで撮影している。
RAW+JPEG-Sで記録し、JPEGの画像でセレクトし、必要なものだけをRAWデータからキヤノンソフトDPPで展開、濃度だけを若干補正する。
1200万画素データを展開すると1枚あたり15秒ちかくかかる。使っているDELLは、決して遅いマシンではないのだが複数枚扱うとストレスになる。
展開した画像は保存せず、すぐにフォトショップに流し込む。20Dであればコントラストをつけ、色相と彩度を調整しなければならないのだが、5Dの場合は、ほぼなにもせずに済む。これならRAWで撮らずに、JEPGだけでもいける。
シャープネスもなにもかけずにプリントすると、もうそれだけで完成する。こんなに簡単でいいのだろうか?
これまで頑なにデータ入稿を拒み、プリントで入稿していたが、こんなに素直なデータならそのまま流した方がいい結果がでるのではないかと思いはじめた。なにもせずにプリントするのなら、そのまま印刷してしまったほうがいい訳だ。
デジタルの話しは、昨日まで正しかったことが今日間違ったことになっている。機材が変わると考え方も変えなくてはならない。