杭州でローカル便に乗り継いで8時間、ようやく重慶まで来たのに雨。空が重い。
もっとも重慶は工業都市ゆえ煤煙がすごく、すっきり青空の日はとても少ないそうだ。
人口は市全体で3000万人以上、面積は北海道よりちょっと小さいくらい。「重慶でデモが… 」と言っても住んでいると遠くの出来事のように感じると言っていた。
稚内でおきたことを札幌の人に聞くようなものだ。
初日の夕食は、着くのが遅かったのでホテルの中華にした。調子に乗って「スパイシーチキン」などと言ったら唐辛子の山に埋もれた鳥の揚げ物が出てきた。
唐辛子をよけて食べる。知らずに山椒をかじると舌が痺れる。半分でギブアップした。
牛スジのソバも辛い。ラー油に麺が浮いている感じだ。やっぱり山椒が効いている。胃が驚いて冷たい汗をかく。さすが四川の本場だ。