ダイエット開始。さらばジャンク。

ワークショップが終わった後、夕方ギャラリー冬青へ。北井一夫写真展「ツバキと電線」をやっている。http://www.tosei-sha.jp/gallery/kitai05.html

日本カメラに連載中の「ライカで散歩」シリーズの中で発表されたもので、椿と電線がモチーフのものが26点展示されている。

机の上に置いてあるアクリルケースには写真が裏表に2点入れてある。北井さん自身のデザインだそうで、写真ケースとして優れている。

日本カメラに掲載された時のタイトルは「赤いツバキ」。モノクロ写真にこのタイトルは笑った。そう言われて見ると確かにツバキが赤く見える。

オリジナルのプリントは、コントラストが低く抑えられ、柔らかい中間のトーンが豊富に出ている。フィルムはT-max100、印画紙はアグファ、カメラはライカM5。レンズは2003年まではエルマーを、2004年からは沈胴ズミクロンを使っていると聞いた。その違いがはっきり出ていて面白い。

沈胴ズミクロンで撮られたツバキの写真の1枚に魅かれてしまった。もう今月は1枚購入しているので予算はない。ないが欲しい。11×14インチが8万円だ。

初日だったので北井さん、写真家の中里和人さんら5人で中野に流れた。北井さんの話は毎回面白い。写真界の生き字引みたいなものだから70年、80年代の裏話がポンポン出てくる。プロヴォーグの話しは興奮した。

僕らの時代にはない「伝説」があった時代の話だ。