鳥唐揚げの甘酢あんかけ、胡瓜のナムル

アグファが倒産したが新宿ヨドバシに行ったらまだ印画紙は普通に置いてあった。

見慣れない青いパッケージの印画紙が新しく取り扱われていた。FOMAというブランドでチェコで作られている。http://www.graltd.com/index.htm
フォルテや、ベルゲールのように旧東欧の印画紙が近頃幅を利かせている。

先月ギャラリーを通して販売したプリントを新しく焼きなおす。展示では8×10インチ(六つ切り)だったが、12×16インチ(小半切)にするためだ。アグファのマルチコントラストクラシック111を使い、現像液もアグファ専用を使用。

1枚のプリントを作るのに濃度とコントラストを変え5枚作る。その中の1点を納品するわけだ。5枚焼いても当たりは1枚しかない。同じものは二度と作れない。

ここが版画と決定的に違うところだ。版画やリトグラフのように一度でエディション(あらかじめ作家が決めた総制作枚数。20枚を限定で制作する場合作品には5/20などと表示される))を刷りきることができない。本当はエディションを切るなら一度に全てを焼ききるのがいいのだろうが、写真の場合は注文ごとになってしまう。

値段をどう決めるのか、エディションはどうするのか、誰かが管理すべき問題だと思うようになってきた。

写真を買いたいと思っている人は以外と多い。売りたいと思っている写真家はもっと多い。しかし扱う場所は少ない。

ひとつのギャラリー(画商)が扱える作家の最大人数は20人が限度だそうだ。それ以上は手が回らないらしい。もっともな話だ。

日本に写真を扱う(販売する)ギャラリーはいったいいくつあるのだろう?