久々にポジの仕上がりを見て「ポジってきれいだなあ」と関心する。
デジタルの時のように「ハイライトが飛ばず、シャドーがつぶれず」のような曖昧な態度ではなく、ポジの場合は「出したいところはココ!」と言っている気がする。そのほうが力強い写真になるのだ。
ポジフィルム再認識である。
自分の誕生日のお祝いに今年も写真集を買おうとPGIに行く。川田喜久治の『地図』狙いだったのだが、普後均「フライングフライパン」を見つけてしまったのでそちらを購入。
「フライングフライパン」のオリジナルプリントの凄さを知っているので印刷物は買っていなかったのだが、本物を買う時のカタログだと思えばいい。
この頃はカメラよりプリントのほうが欲しい。でも20万円のカメラは買えても20万円のプリントはなかなか手が出ない。
20万円で大御所を1点買うより、3万円で若手作家7点買う方が面白い気がするし、でも「フライパン」も欲しいしで悩みは尽きない。
1ヵ月3点を目処にプリントを購入するコレクターの知り合いがいる。それを7年続けているというのだから立派なものだ。総数は自分でも把握していないそうだ。
一度コレクションを見てみたい。