昨年の新世紀大賞受賞者の内原恭彦氏の個展が同時開催していた。分割して撮影した50枚のデジタル写真をコンピューターで繋ぎ合わせてひとつの写真を作っている。
容量1ギガバイトとか総画素数2億ピクセルとか一枚のファイルを開くのに30分かかるとか、写真自体より数字が前に出てきていた。面白そうだと期待していたが実際はそんなに高画質ではなかった。プリンターの性能のせいかもしれないが、紙に出しての写真である。
これはエイトバイテンで撮ったものとどう違うのか?むしろエイトバイテンで撮った方がシャープなのでは?いろいろ考えたが結論はでない。ただエイトバイテンのクオリティが小型デジカメで作れるというのはメリットがある。
繋ぎ合わせの技術は素晴らしかった。でもそれだけを評価されるのは作家の思うところではないだろうな。