11月17日でちょうど一年。何がというと、昨年の今日眼が悪くなった。人生のターニングポイントだ。以前、以後では精神状態がまるっきり変わってしまった。
あっという間の1年だった気がする。長い1年だった気もする。まあでも「人生いろいろ」。
ハッセルELXとマガジンの修理ができたので引きとりに行く。もっと前に仕上げてもらったのだが修理費用が9万8500円だったので行きそびれていた。しかし仕事に支障をきたし始めていたので10万円を握り締めて引きとりに。
高額な修理代金にへこんでいたのだが、仕上がりはバッチリだった。まず巻き上げ音がまるで違う。こんなにも軽くて滑らかなモーター音だとは知らなかった。内張りのラシャも全部張り替えてある。連動ピンも新しくなっている。外側以外は新品のようだ。マガジンの動きもスムーズだ。さすが「いい仕事している」
暗室が整備されたのでプRントに励む。エクタルアプリントで追加注文をうけた分だ。システムがそろったとは言え、一日3枚OKプリントを焼くとどっと疲れる。
木曜日の夜はデイズフォトギャラリーのワークショップ。小林紀晴氏が講師だった。テーマは写真のセレクトについて。小林氏は「言葉」をとても大事にしていた。彼は言葉と写真を行ったり来たりできる写真家だ。作家が写真を撮るのでも、写真家が文章を書くのでもない。
ディズフォトギャラリーはとても好きな場所だったが、オーナーのおめでたい理由で今月をもって閉廊となってしまう。残念だが来年2月からは現在東京写真文化館の篠原氏が新しく始める予定だそうだ。場所がなくならなかったのは本当によかった。